大東文化学院草創期の日本史教育について

ダイトウ ブンカ ガクイン ソウソウキ ノ ニホンシ キョウイク ニツイテ

Japanese History Education at Daito Bunka Gakuin in the Beginning of Its Establishment

1923年の大東文化学院の設置から95年を経た今、設置当初の大東文化学院で、どのような日本史教育が行われていたのかを明らかにしておくことは重要である。調査の結果、明治時代以降、西洋の学問が導入され、文部省によって新たな日本史教科書の編集が進められていたにもかかわらず、大東文化学院では、このような新しい日本史教科書は使用されていなかった。漢学の振興を図ることを目的に設置された大東文化学院で使用されていたのは、江戸時代後期に各地の藩校で採用されていた、儒学者・頼山陽（1789～1832）が著した『日本外史』であった。

大東文化大学史研究紀要

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2017-03-31

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紀要論文

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