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2025-01-15
15:57 集計
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1488598024201904
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896 KB
121
論文情報
タイトル
倪元璐の書風変遷 : 造形性の特徴から
タイトル(別表記)
ゲイ ゲンロ ノ ショフウ ヘンセン : ゾウケイセイ ノ トクチョウ カラ
著者名
著者/ヨミ/別表記
湯淺, 圭祐
ユアサ, ケイスケ
YUASA, Keisuke
主題
倪元璐
学書過程
蘇軾
生命
造形性
抄録・概要
本稿は、明朝に殉じ、凄絶な生き様で忠節の烈士として高く評価され、また中国の「明末ロマン派」の一人、倪元璐の書の造形性から、特徴を検討・分析・再考し、学書過程を追究したものである。彼は、まず北宋の蘇軾を学び、その次に唐の顔真卿を学んだ。これらが基礎となり、張瑞図や親友の黄道周、同年の進士の文震孟らの周りから刺激を受け、誰にも手が届かない独自の境地へと書風を切り拓いたのである。故に「新理異態」と称されるのである。倪元璐の書の空間の作り方や処理方法には蘇軾、線の内に秘める強さには顔真卿の影響が長期にわたり存在することを、「第一章 造形性から観る特徴」の四つの観点において、数学的に実証した。また、倪元璐の書は、人間性や精神性の高さに行き着く。これは、最晩年の途切れることのない連綿から、彼の強い忠義心が如実に伝わってくることから言える。倪元璐自身の生命を削ってでも明王朝に最後まで仕えた人間性や生命そのものが書として現れているに違いない。倪元璐の書は「絶命の書」、「生命を削った書」、「一生懸命の書」といった言葉で言い表せると私は考える。書は人格の美を求めるもので、その為には「訓練なきところに人間の輝かしい個性はない」と言われるように墨を磨り、日々の訓練を惜しまずやることである。そのことが積み重なり、「人生の修練」へと繋がり、人格の美という到達点に近づくことが出来る。この論文制作では、書の本質と向き合うことの大切さを学んだ。
掲載誌名
文学研究科書道学専攻修士論文・修了作品博士論文研究集録
NCID
AA12685105
巻
27
開始ページ
8
終了ページ
11
刊行年月日
2016-07-15
言語
日本語
資料種別(NII)
その他
コンテンツの種類
その他
著者版フラグ
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