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このアイテムのアクセス数:
124
件
(
2025-01-02
09:35 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
YK156-2018
pdf
593 KB
85
要旨(abstract)
DK156-2018
pdf
115 MB
122
本文(dissertation)
論文情報
タイトル
『積古斎鐘鼎彝器款識』編纂協力者とその金文臨書の研究
タイトル(別表記)
セッコサイ ショウテイイキ カンシ ヘンサン キョウリョクシャ ト ソノ キンブン リンショ ノ ケンキュウ
著者名
著者/ヨミ/別表記
渡邉, 亮太
ワタナベ, リョウタ
WATANABE, Ryota
主題
清
金文
阮元
青銅器
抄録・概要
『積古斎鐘鼎彝器款識』10巻は嘉慶9年(1804)に阮元が41歳に刊成した著である。この著は自蔵および同時代の収蔵家所蔵の青銅器560器について、器形を省いて款識を摹写し、考証を付したもので、銘文と器形とを引き離して考証した図録としては清代における青銅器銘文の嚆矢である。阮元の序文には、『積古斎鐘鼎彝器款識』所収各器の所蔵者に関する一文があり、そこに江徳量・朱為弼・孫星衍・趙秉沖・翁樹培・秦恩復・宋葆淳・銭坫・趙魏・何元錫・江藩・張廷済の12家の名前を挙げる。また『積古斎鐘鼎彝器款識』所収各器の考証文中にも、当該器の流伝、所蔵状況などが概括的に記されており、誰の所蔵の器(または搨本など)に拠って収録したものであるか等の情報が見える。そこで、これら考証文中に伝える所蔵者に関する記事を摘出すると、所収元の所蔵者は阮序に挙げる阮元を含む13家にとどまらず、所蔵数の少ない人物も含めると、実に55家に及ぶことが判明した。近年、阮元に関連する研究は多い。しかし『積古斎鐘鼎彝器款識』の編纂活動については、阮元の幕客との関係性や、或いは実際に編纂に従事した人物などの考察を通し、編纂経緯に言及しているものはあるが、収録器の細かな分析に及んだものはなく、また『積古斎鐘鼎彝器款識』を中心に据え、他の金石関連の書籍との連関性や、各著の関連人物についても、広く調査されていないのが現状である。また『積古斎鐘鼎彝器款識』関係者の金文書法に関しても、従来人物単位の論や、各者単位や阮元幕府の枠組みで論じるものはあるが、『積古斎鐘鼎彝器款識』に関与した人物としての枠組みの中で、その金文臨書書法を論じたものも見ない。本研究では、まず『積古斎鐘鼎彝器款識』を中心に据え、他の鐘鼎彝器類を載せる著録と情報を対照するなどの方法をもって、所蔵者がいかに『積古斎鐘鼎彝器款識』の編纂へ関与したか、また『積古斎鐘鼎彝器款識』の編纂時期周辺における収蔵状況、阮元を中心とする各人物間の交誼等の検証を通し、『積古斎鐘鼎彝器款識』編纂の実情を考察する。次に『積古斎鐘鼎彝器款識』の摹写の字形考察や、『積古斎鐘鼎彝器款識』編纂に関与した人物の中で、金文の臨書作品が現存する趙之琛・朱為弼・張廷済・阮元の四者について、『積古斎鐘鼎彝器款識』の摹写を担った趙之琛を中心に、彼等の金文の臨書作品を、臨書対象となった原器銘文の原拓や摹写と、比較を通して観察し、その臨書の風が生まれるに至った背景や、同時代の金石臨書書法の特性を解明していく。それらの検証をとおし、『積古斎鐘鼎彝器款識』に関わる所蔵者の編纂への関与の実態、及び編纂に協力した人物の金文臨書書法の実態を究明することを目的とする。
言語
日本語
学位授与番号
32636甲第156号
学位名
博士(書道学)
学位授与年月日
2019-03-20
資料種別(NII)
学位論文
コンテンツの種類
博士論文(本文)
著者版フラグ
ETD
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