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2024-12-29
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KJ00005387375
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105
論文情報
タイトル
シェリング『超越論的観念論の体系』における知的直観と美的直観
タイトル(別表記)
シェリング チョウエツロンテキ カンネンロン ノ タイケイ ニオケル チテキ チョッカン ト ビテキ チョッカン
Die intellektuelle und die asthetische Anschauung : eine Untersuchung uber Schellings System des transzendentalen Idealismus
著者名
著者/ヨミ/別表記
北澤, 恒人
キタザワ, ツネト
KITAZAWA, Tsuneto
抄録・概要
シェリングはフィヒテとの往復書簡の中で、有限者の視点に立つフィヒテの初期知識学の構想が1800年以後、個体と絶対者とを総合しようとするものへ転換してゆくことを取りあげ、この企てが主観性の立場にとどまるために挫折せざるをえないと主張する。シェリングがこのような判断を下したのは、彼がすでにその『超越論的観念論の体系』の中で、自由から出発する実践哲学の最高の立場が歴史における自由と必然性との相克にとどまるということを考察していたからである。シェリングは『体系』においてこの実践哲学の矛盾の解決として美的直観を導入し、フィヒテの課題に対する解決可能性を示すものとして芸術作品を位置づけた。
掲載誌名
大東文化大学紀要. 人文科学
NCID
AN00137137
ISSN
03861082
巻
46
開始ページ
A167
終了ページ
A177
刊行年月日
2008-03-31
言語
ドイツ語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
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