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235
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(
2024-05-10
07:31 集計
)
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説明
1488275278902066
pdf
2.65 MB
225
論文情報
タイトル
「風骨」の美学 : 劉勰と張懐瓘を中心に
タイトルヨミ
フウコツ ノ ビガク : リュウ キョウ ト チョウ カイカン オ チュウシンニ
著者名
著者/ヨミ/別表記
亀澤, 孝幸
カメザワ, タカユキ
KAMEZAWA, Takayuki
主題
張懐瓘
劉勰
書論
書断
文心雕龍
抄録・概要
劉勰のいう「風骨」とは、修辞に捕らわれて精神性を失った当時の文学に対する批判として提示された復古主義的な理念であった。その美学は、鍾嶸や昭明太子蕭統を経て、唐代に継承された。李白や杜甫は、こうした文学思想の体現者であるということができる。それはやがて、韓愈や柳宗元によって主導された古文復古運動へとつながってゆく。李白や杜甫と同時代を生きた張懐瓘は、「風骨」の美学を書論に導入し、初唐の太宗以来固定化した王羲之を頂点とする書法観を相対化しようとした。のみならず、張彦遠の『歴代名画記』に引用される張懐瓘の画論の佚文にも「風骨」の語がみえる。張懐瓘は、華麗で優美なものよりも、質朴で力強いものを志向する復古主義的な理念として「風骨」という美学概念を用いている。それは、劉勰以来の文学思潮と通底するものだ。領域を横断する芸術思潮としての「風骨」の美学は、貴族制が崩壊に向かう中、科挙を背景に登場してきた新しい十大夫層の志向を象徴するものである。
掲載誌名
中国美学範疇研究論集
NCID
BA6460548X
巻
2014
号
3
開始ページ
35
終了ページ
67
刊行年月日
2015-03-20
言語
日本語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
publisher
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