日本語とタイ語の原因・理由文の構造 : 対照研究の視点から

ニホンゴ ト タイゴ ノ ゲンイン リユウブン ノ コウゾウ : タイショウ ケンキュウ ノ シテン カラ

本研究は、文の構造とその分類をはじめ、原因・理由文と原因・理由を表す表現を中心にして、日本語とタイ語を比較考察する対照研究である。日本語とタイ語には、文という概念があるが、その概念が必ずしも共通しているというわけではない。基本的には、文の最小の単位は単文があり、それより大きな文、または複雑な文は、複文と重文がある。これは、日本語でもタイ語でも共通していると考えているが、日本語における複文とタイ語における複文は、必ずしも同じものであるとは断言できない。そして、両言語における複文はどのような相違点があるか理解できなければ、原因・理由文の比較分析も不可能であろう。それぞれの言語における文の分類、そして文構造の中には、それぞれの言語ではどのように構成されているかを理解しなければならない。

日本語

32636甲第140号

博士(日本言語文化学)

2016-03-22

学位論文

博士論文(本文)

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