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AN00137239-20170329-001 pdf 2.23 MB 428

論文情報

タイトル
法益論の根本的問題 : 法益と道徳は対置されうるか
タイトル(別表記)
ホウエキロン ノ コンポンテキ モンダイ : ホウエキ ト ドウトク ワ タイチ サレウルカ
Das grundlegende Problem der Rechtsgutslehre : Gegenüberstellung von Rechtsgut und Moral?
著者名
著者/ヨミ/別表記
小島, 秀夫
コジマ, ヒデオ
KOJIMA, Hideo
主題
法益保護説
法益概念
行動規範
規範妥当保護説
正犯概念
抄録・概要
本稿は、刑法規範の保護目的について、法益保護説と規範妥当保護説を対置させて検討を試みたものである。規範妥当保護説は、法益の解釈論的機能を軽視するばかりか、制裁規範を一次規範とする規範の制裁論的構想を受け入れる点で妥当ではない。もっとも、法益保護説に依拠するとしても、解釈論的機能のみを認める形式的法益概念と、解釈論的機能のみならず立法論的機能をも認める実質的法益概念のいずれに基づくべきだろうか。立ち入った考察を加えるためには、法益の道徳性を認めるか、という根本的な問題を避けて通ることはできない。さらには、いわゆる人権と基本権の区別についても、意識しながら論究する必要があるだろう。
出版者
大東文化大学法政学会
ダイトウ ブンカ ダイガク ホウセイ ガッカイ
THE LAW AND POLITICS SOCIETY OF DAITO BUNKA UNIVERSITY
掲載誌名
大東法学
NCID
AN00137239
ISSN
02870940
巻
26
号
2
開始ページ
1
終了ページ
35
刊行年月日
2017-03-29
言語
日本語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
publisher