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AN00137068-20210310-006 pdf 1.81 MB 55

論文情報

タイトル
田山花袋「鉢形城詩」小考
タイトル(別表記)
タヤマ カタイ ハチガタジョウ シ ショウコウ
A study of Tayama Katai(田山花袋)'s "Hachigatajo shi(鉢形城詩)"
著者名
著者/ヨミ/別表記
関, 清孝
セキ, キヨタカ
SEKI, Kiyotaka
主題
田山花袋
秩父の山裾
鉢形城
日本漢詩
訓読漢詩
抄録・概要
明治大正期の小説家として知られる田山花袋は、多くの漢詩を残していた。その中の一つに、埼玉県寄居町に現存する鉢形城跡でよんだとされる五言絶句「鉢形城詩」がある。この詩の成立過程や発表形態を概観すると、花袋がこの詩を自身の代表作とらえていたことが認められた。また、その表現様式を分析すると、自らの漢学の素養をもとに中国古典詩の表現様式を模倣して作成していることが明らかになった。しかし、この詩を音律の面から分析すると、平仄などの音律的形式は中国古典詩としての条件を満たしていなかった。そこには、花袋の情景描写を重んじる考えや当時の訓読による漢詩理解が原因としてあるのではないかと推測した。
掲載誌名
大東文化大学漢学会誌
NCID
AN00137068
ISSN
04149572
巻
60
開始ページ
129
終了ページ
156
刊行年月日
2021-03-10
言語
日本語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
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