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75
件
(
2024-12-17
21:37 集計
)
閲覧可能ファイル
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サイズ
閲覧回数
説明
AN00137137-20220228-011
pdf
1.76 MB
41
論文情報
タイトル
取り違えの波紋 : アルトゥーア・シュニッツラーの喜劇『姉妹、あるいはスパのカサノヴァ』における市民と山師
タイトル(別表記)
トリチガエ ノ ハモン : アルトゥーア シュニッツラー ノ キゲキ シマイ アルイワ スパ ノ カサノヴァ ニオケル シミン ト ヤマシ
Die Auswirkungen einer Verwechselung. Bürgerliche und spielerische Liebe in Arthur Schnitzlers Komödie "Die Schwestern oder Casanova in Spa"
著者名
著者/ヨミ/別表記
荒又, 雄介
アラマタ, ユウスケ
ARAMATA, Yusuke
主題
シュニッツラー
世紀末ウィーン
市民社会
カサノヴァ
喜劇
抄録・概要
シュニッツラーの喜劇『姉妹、あるいはスパのカサノヴァ』は、市民社会の誠実な愛の表象の下に隠されている欺瞞を暴き出す。カサノヴァは情事の相手を取り違って、彼を待っていた女性ではなく、別の女性と一夜を過ごす。次の日にこの女性と婚約者の間で起こる諍いの中で、婚約者にとって愛とは女性を所有することを意味し、名誉は世間体への配慮に過ぎないことが明らかとなる。こうして生じた混乱を収束させるのは、この混乱の大元になったカサノヴァである。彼は他所の男に走った以前の恋人を平然と再び受け入れ、彼女が戻ってきたという事実を、彼女の誠実の証であると主張する。市民がこだわる永遠の愛の背後に独占欲が隠れているように、カサノヴァの鷹揚さの背後には、女性を交換可能なものとみなす軽薄さが隠れている。作家シュニッツラーは、どちらの立場にも与しない。カサノヴァ主導の下で導かれる野外での快活な大団円は、喜劇的な気分を醸成するが、背景では嵐が迫っているのである。
掲載誌名
大東文化大学紀要. 人文科学
NCID
AN00137137
ISSN
03861082
巻
60
開始ページ
159
終了ページ
172
刊行年月日
2022-02-28
言語
日本語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
publisher
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