ようこそ ゲスト さん
ログイン
入力補助
English
Top
ブラウズ
著者
出版年
雑誌名
資料種別
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
その他
成果物の登録方法
大東文化大学図書館HP
このアイテムのアクセス数:
264
件
(
2024-12-29
07:26 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
AN00197194-20220215-002
pdf
7.10 MB
299
論文情報
タイトル
『日本書紀』に表れた畏怖・恐怖と倫理観
タイトル(別表記)
ニホンショキ ニ アラワレタ イフ キョウフ ト リンリカン
著者名
著者/ヨミ/別表記
古屋, 明子
フルヤ, アキコ
FURUYA, Akiko
主題
「威」と「可畏」
「畏」と「懼」「恐」「怖」「惶」
「罪」
禁忌の恋
「義」の話
抄録・概要
まず、畏怖・恐怖を表す漢字が『古事記』とは比べものにならないくらい多種多様になり、感情の表出である形容詞群「威・可畏」とおびえる動作も含む動詞群「懼・畏・恐・怖・惶」に分けられる。その内容は天皇(朝廷)への畏怖(「威」「畏」「恐」)が最多であるが、特に「可畏」には外見や性情への恐怖、「懼・怖・惶」には天への畏怖と性情への恐怖が表され、『古事記』に比べるとより儒教的・人間的世界観が描かれ、天皇の権威や天、性情というものが倫理観の基本として描かれていると考える。次に、名詞の「罪」という語が表す内容も天皇や朝廷への侵犯行為を表すものが最も多いので、ここでも天皇(朝廷)の権威が倫理観の基本になっていると言える。最後に、『古事記』と似た話の内容に着目すると、『日本書紀』の話の方が「道」や『礼記』という儒教的世界を背景に状況や心情説明がより詳細に行われ、善悪の価値観が明確に書かれるとともに、天皇のあり方というものも問題視されている。『古事記』よりも儒教色がより濃いのが『日本書紀』であり、書紀編者が儒教的倫理観を明確に打ち出そうとしていることが分かる。
掲載誌名
日本文学研究
NCID
AN00197194
ISSN
03862070
巻
61
開始ページ
15
終了ページ
28
刊行年月日
2022-02-15
言語
日本語
資料種別(NII)
紀要論文
コンテンツの種類
紀要論文
著者版フラグ
publisher
ホームへ戻る